移動平均線とは
FXに限らず、移動平均線は株式相場や先物相場の分析でも良く使われている、メジャーなテクニカル分析ツールです。
しかし、
「期間は5日、10日など、どれを採用したら良いのか」
「いろんな種類があるけれど、どれが良いの??」
という疑問を持っている人がほとんどで、使い方や考え方が人によって微妙に変わってくる分析ツールでもあります。
そこで、このサイトでは難しい話は抜きにして、移動平均線の一般的な考え方やその応用例、そして間違った使い方などを紹介していきます。

■期間20の指数平滑移動平均線:EMA(20)
移動平均線の見方・使い方
移動平均線の見方としては、下記の点を外していなければ、致命的なミスをすることはありません。
・トレンドの強さを計る
・トレンドの向きを判断する
この2点について詳しく説明をしていくと、
トレンドの強さを計る
移動平均線の傾きによって、トレンドが強く出ているのか、それとも弱いのかを判断することができます。
トレンドがしっかり出ている場合には、移動平均線はしっかりと上か下の方向へと傾いているのを確認できますし、
逆に、トレンドがあまりはっきりと出ていないような相場では、あまり傾きがなく、ほぼ平行に推移するような感じになっています。
特に、傾きがほとんど見られない場合はレンジ相場(ボックス相場)という風に考えられ、移動平均線と実際の値動きが何度も交差する様子が見て取れます。
こういう場合は、値動きがレンジをブレイクするように見えても、まだレンジ内に戻ってしまうケースが多く、
トレンドフォローのトレードで上昇していく(もしくは下落していく)波をとらえようとしてしまうと、何度も損切りを強いられることになります。
なので、トレンドに沿ったトレードをする場合には、移動平均線の傾きをしっかり確認することが大切です。
トレンドの向きを判断する
移動平均線を使うと、トレンドが今、上昇傾向なのか、下落傾向なのかを判断することが簡単になります。
値動きが移動平均線よりも上にある場合には上昇トレンド、
逆に下にある場合には下落トレンド
という風に判断します。
この考え方には疑問を感じる人も中にはいるのですが、そうした疑問に対して、ここで答えを出しておくと、
Q1 移動平均線とは逆方向に値動きが進む場合があるけれど?
たとえば、傾きが下向きなのに、値動きが移動平均線へと近付くような逆行する動きが良くありますが、
この時もトレンドは下落なのかといえば、その通りです。
過去のチャートを見てもわかるとおり、どんなに長い間下落を続けていたり、上昇を続けている相場であっても、
間髪いれず同じ方向に値動きが進み続けるわけではなく、途中で一旦流れが戻ったり、もしくはレンジ相場を作るケースがほとんどです。
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■値動きが何度か移動平均線に戻る動きを見せている例
トレンドの中で一時的に値動きが逆行する状態を「戻り・押し目」という風に言って、
この戻りと押し目の頂点を確認して、またトレンド方向へ動きだしたところを狙うのが、トレンドフォロー型トレードの基本となります。
Q2 値動きが移動平均線では止まらずに反対側へ飛び出してから、トレンド方向に戻るケースもあるけれど?
先ほど挙げた画像にもあるように、値動きが移動平均線を飛び越えて、傾きが反転することも良くあるケースです。
この場合、ここで紹介した定義で考えると、値動きと移動平均線の位置関係が逆転するため、一時的にトレンドの判断も逆になってしまいますが、
大局で見れば大きな「戻し・押し目」となっただけで、またトレンドに戻るケースが良くあります。
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■移動平均線の向きが何度か逆方向になってしまっている
「トレンドの向きを判断する」と言う移動平均線の特徴を厳密に当てはめると、トレンドが転換したと言っても良いところなんですが、しかし、そう考えるのは早計です。
「何だ、言っていることが違うじゃん!」
と思われるかもしれませんが、実はトレンドの判断というのは、あなたが普段使っている時間足よりも、長い時間なしで判断することも大切だからです。
たとえば、5分足で売買しているのであれば15分や1時間足で、
1時間足の場合は4時間や日足など、自分の主軸の時間足よりも長い時間軸でトレンドは判断するようにしてください。
トレンドの判断を、売買をする時間足よりも長い時間足にすることで、目の前の値動きに惑わされることなく、大きなトレンドの中でトレードできるようになりますので、
勝率があがり、無駄な損切りを減らすことができます。
先ほどのチャートでも、移動平均線の傾きが反転したからといってロングポジション(買いエントリー)をしていたら、ほとんど利益が伸びることなく、損切りとなっていますが、
今見ている時間足よりも、長い時間足でトレンド方向を確認していれば、こうした無駄な損切りをしなくて済みますね。
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